ドゥカティの速さはフロックか?

MotoGPが開幕しました。
今年こそバレンティーノおじさんに勝って欲しいですね(個人的願望)
結果はご存知の方も多いとは思いますがヤマハのホルヘロレンツォがトップ。二位にドゥカティのアンドレア・ドォビジオーゾ、三位にホンダ、マルク・マルケス。四位にヤマハのロッシおじさん(エエゾエエゾ!!)
一昨年までは「開幕戦で勝った者がシーズン優表する」と言うジンクスがあったのですが、昨年ロッシおじさんがジンクス破りをしてしまいました。
しかし、遺憾ながら開幕戦を見る限り今年勝ったロレンソがシーズンも勝ちそうではあります。

さて、気になる存在が二位に付けてます。ドゥカティのドォビジオーゾです。
決勝レースをご覧になった方々ならお分かりの通り「(相変わらず)直線はっや!」と言うマシンの仕上がりです。
ドゥカティがGPに復帰してからずっと直線速いと言うキャラクターは一貫しています。市販車はLツインの細さを生かしたコーナリングマシンと言うキャラクターですが、MotoGPの方では直線番長と言うのは会社の方はどう思ってるんですかね?
そんなことはドゥカティコルセが悩めば良い話なので、この「何でドゥカティは直線が速いのか?」を素人なりに考えてみました。

仮説は二つ。
エンジン自体がパワフルだ。と言うのがひとつ(当たり前だ)そしてもうひとつはECUのセッティングが他のメーカーと大幅に異なるのではないか?と言うもの。

「はぁ?なに言ってんだこいつ?」と思われるかもしれませんが、ちょっと聞いてください。
近年のGPマシンは2サイクル時代と異なり当たり前のようにインジェクションによる燃料供給がされています。
当然、そのコントロールはECUによって管理されているわけですが、各種センサー類の進化に伴い状況に合わせて最適な燃料量が選ばれます。

ここ数年のドゥカティのレース運びを見ていて気づいたのですが「直線が速い」のはレース中盤までであることが多いように見受けられます。
これがなにを意味するのかと言うと
「ガソリン満タンの状態では、ガンガン燃料使ってパワーを引き上げる」「誰よりも早く車重を軽くしてタイヤの負担とブレーキを温存する」
と言う性格のマシン設計なんではないか?と考えています。

レーサーにとって勝つときに一番楽なのは、先行逃げ切りです。
よそのメーカーがレース全体を通してパフォーマンスが変わらない設定を目指しているのならば、レース終了時にはスタート直後とは丸で違うマシンになったとしても出し抜く価値がある。
そう考えて作られているとすると、余計にわくわくしますね。