真田丸と嫁
結婚してこの方大河ドラマを見ていなかったのだが、第一話を土曜の再放送で見て以来自室にこもったり、携帯の小画面で見たり細々楽しんでいた。
バラエティ番組好きの妻はこの時間帯は「イッテQ」一択である。
そうはいっても面白いので「今日から大河見よう!」と押し通ってみたところ、意外と通してくれた。来週からもリビングで見られるかもしれない。
途中から大河ドラマを見せられるのも可哀想な話だと思い、懇切丁寧に質問に答えていく
「主役は誰なの?」
「真田家一党かな?一応幸村。そう堺雅人」
画面では伊賀山中を行軍する家康と梅雪のシーン
「榎木さん誰役なの?」
「穴山梅雪、あっ」
「あっ、死んだwんでこの人(内野聖洋)誰役なの?」
「徳川家康」
「ふぅん…で、ウンコ漏らすシーンなのこれ?」
あ、に濁点を付けた雄叫びを上げて、半泣きで家康が駆け抜けてゆく。
違う、違うぞ妻よ。確かにこの顔はウンコ漏らして泣きながら家に帰る小学生みたいだが、それは一般に三方ヶ原の戦いでウンコ漏らしたという伝承があるだけで本当にウンコ漏らしたかどうかは闇の中なんだぞ。後年徳川が天下を取った時に検閲を受けて削除されたんじゃないかとか言われてるけど、そういう話が出るところを見るとやっぱりウンコ漏らしたんじゃねーか?
そんなことより、日本史の教師が面白がって家康=ウンコ漏らしというエピソードトークを繰り返すせいでどんどん補強されていくのがかわいそうだ。日本人はみんな家康をウンコマンだと思ってる節すらある。
中学の時にウンコ漏らした中野君(仮)はせいぜい同学年の間に広まった程度だったのに死後400年たっても語り継がれるのは偉業よりウンコかと思うと、歴史に名を残すのも考え物である。